精神医学的に「いじめ」を考える
9月26日(木)
朝起きると、耳鳴りが酷い。
接骨院に「午後一番(13時)から」と予約を入れるが、絶対に無理だと思い、10時頃に「目眩が酷くなったので」とキャンセル電話。
「寝る!」
と決めたら、ちょい元気になって足踏み昇降。タイマーを3分でかけたが、1分10秒でギブ。
寝る。
9月27日(金)
もう、何が何でも眠い。
ひたすら寝る。
「ケーキを切れない非行少年たち」(宮口幸治・著)と、「ストーカー加害者:私から、逃げてください」(田淵俊彦・著)を読む。
両方とも、ジャンル的には「精神医学」だと思われる。
「ケーキを切れない非行少年たち」
悪質な犯罪(主に性犯罪が多い)を繰り返す少年への指導の中で、精神状態を調べようと「円形のケーキを三等分してください」という問題を出す。
普通は、なにも考えなくても「ベンツのマーク」の形を円の図形に書くだろう。
しかし、すっごい悩んで、縦(あるいは横)に3本の線を引いて「できた!」と言う。
彼らは「何をどうしていいのか、わからない」のである。
そんな少年たちだから、自分がやったことを「自分の主観で」しか認識できない。
犯罪を「なぜ、やってはいけないのか?」「被害者の立場になって」が、まったく考えられない(脳にそういう機能が育っていない)
故に、反省は「反省した態度を取らないと、責苦から開放されない」という一過性の判断でしたものであって、「反省と何かも、まったく理解していない」事が判明した。
という「高知能指数の知的障害」(発達障害、情緒障害)は、これから、もっと世の中に認知されていくべき事柄だと考えさせられた。
「ストーカー加害者:私から、逃げてください」
この本に登場する3人の加害者のうち、自分の半分の年頃の女性に、ひたすら求婚し続ける男性(50代)も、前述の書籍の人々と同じ「自分の主観で」のみ行動している人である。
他者(ターゲット)は、自分の思いを完遂させるためにだけ有る。
自分が好きなんだから、相手もそうに違いない。
性欲のはけ口は、性欲の道具。道具に人格は無い。
な、だけなのである。
これは「いじめ」と同じだ。
被害者は、まったく悪くない。
加害者がいなければ、被害者は発生しないのである!
被害者は、加害者にとって「被害を与えやすい人材」だと認識されたのだ。
これは、痴漢被害者が「痴漢しやすそう、大人しく言いなりになりそう」という理由で狙われるのと同じである。
と、考えたであった。